【親子関係改善】ひきこもりから社会復帰へ劇的効果をあげた「たった一つのこと」

高校時代からの不登校を含め、12年ほどひきこもりになっていた30歳前の娘さん。

お母さんは、今は離れて暮らす娘さんと、この7年ほどは会うこともままならない大きな溝が生まれていました。

お母さんと初めてお会いした時にお伝えしたのは、【聴く力の大切さ】【愛情を言葉で伝える大切さ】でした。

お母さんへのセッション1か月で娘さんは心を開き、親子関係は日を追うごとに盤石となり、1年たった今は大きく社会復帰が進んでいます。

12年の時を超えて娘さんの大躍進を支えたのは、お母さんの向き合い方でした。

目次

親子関係を劇的に変えた【親の向き合い方】 お母さんのストーリー

今さらひきこもりや親子関係が変わるのかしら

娘さんにはたくさんの才能があります!あきらめずに未来を信じましょう。

お母さんへのセッションを始めたときは娘さんが30歳前。娘さんはひきこもりになって10年以上がたち、お母さんが”今さら、遅いんじゃないか”と諦めの境地でした。

私は娘さんの未来を強く信じてセッションを始めました。

信じること。渦中にいると本当に難しいことですが、一歩下がった私の立場で【信じる力】をお母さんに言い続けることが大切だと思います。

その結果、たった一か月で娘さんはお母さんへ心を開き、1年以上たった今はなんと社会復帰が進んでいます。

お母さんとの固い絆を感じる、数々のドラマが生まれていきました。

ひきこもりが長くても、何歳からでも人は変われる。親子関係は心の土台に。

言葉を見直し、向き合い方を変えれば親子関係が変わり、子どもは夢に向かっていく。

親子関係の溝が生まれた背景

世代間で受け継がれた価値観 (働く背中を見せ続ける)

ご自身のお母さんは、

・働き続ける女性

・第一線で輝く女性という女性

という強い価値観があり、それをお母さんに昔から期待していた背景がありました。だからお母さんは、どんな苦労があろうとも、

【働く背中を見せ続ける。この家に生まれた以上、あきらめてほしい。】

そんな信条で数々の困難を乗り越え、走り続けました。

娘さんは仕事に生き続けるお母さんを誇りに思い、子どもの頃は料理や家事などで家族を支え続けました。

でもいつしか心が折れ、不登校気味からひきこもりになって12年。親子関係には深い溝が生まれていきました。

輝き続けるお母さんを誇りに思いながら、【聴いてほしかった】という娘さんの寂しさがあったのではないか。

後半に書いた娘さんのお話から、当時のそんな思いが浮かび上がります。

世代間で引き継ぐ価値観も振り返ってみる

愛情は思っているだけでは通じなかった

お母さんはご自身のお母さんを振り返りました。

「母は寂しい生い立ちで、愛情を具体的に言葉でかけてもらう経験がなかったはず」「母の姿に自分が寂しかったのに、自分も子どもに同じことをしてしまった」

「愛情はあったのに、確かに思っていたのに、それを具体的に伝えないと伝わらなかった」と。

愛情を伝えること。そして何より、子どもの話を聴くこと。お母さんが変わったことで、娘さんがお母さんを思いやる優しさ、実はずっと誇りに思っていた気持ちが、今あふれるほど出てきたのです。私はその言葉の数々に、何度泣いたか分かりません。

実は娘さんは、ずっとお母さんを誇りに思っていた

親の向き合い方を変えた後の大きな変化

以前、娘さんがお母さんを見る目は冷たく、会えない日々も長年続いていました。

でも娘さんを思いやる言葉をかけ始め、お母さんが今までのことを素直に謝ることで、親子の食事が1か月で実現したのです。

私たち親は、愛情は伝えているつもり、聴いているつもりになりがちですが、意識をちょっと変えるだけで、長年の確執さえも消えていくことがわかります。

後半にご紹介するお母さんの声から、セッション2か月で2度目の食事会が実現し、【聴くことの大切さ】がよく分かります。

お母さんはその後も娘さんの自信を決して減らすことなく、長年のキャリアで築いた広い人脈とアイデアを駆使して、娘さんにさりげなく仕事や人と会う種まきを続けました。

お母さんとの信頼関係の土台が強くなるにつれ、娘さんはお母さんのお誘いにも一歩一歩挑戦しています。人に会えなかったのに今や大勢の人の前に出れるようになり、お仕事も引き受けて責任感ある見事な仕事ぶりを発揮されています。

お母さんの言葉がけがもたらしたもの。それは娘さんは、経営者として走り続けるお母さんの最高の理解者になったということです。

お母さんがかけ続けた優しい言葉を何倍にもして、娘さんはお母さんへの思いやり深い言葉をかけています。

娘さんは心の土台を築いた今、ご自分の夢を口にすることも多くなり、もうすぐ大きな挑戦が始まると信じています。

【子供との向き合い方】、【親との関係】を振り返る

言葉が変われば思考が変わる。思考が変われば行動が変わる。

お母さんの勇気が世代間連鎖を止めた

このストーリーで大切なのは、お母さんが向き合い方を変えようとした勇気です。

子育てで【厳しさも愛情】はもちろんですが、まずは【聴く】【愛情を言葉で伝える】、という土台を築いてこそ、厳しさという愛情が効いてきます。

ひきこもりは甘えだと、のりこえていきなさい、という思いが少々あったとしても、それを抑え、温かい言葉がけを一貫して続けました。

そして超絶忙しい日々の中、ご高齢のご自身のお母さん、息子さんご夫婦や旦那様への気配りを常に欠かさず、お墓参りも丁寧にされています。

世代を超えてご家族をつなげ、世代間連鎖を止めたお母さんは、ヒーローなのです。

生徒さんの声から~セッション2か月弱 【娘と2度目の夕食】

最後まで聴くことの大切さ

2度目の娘との夕食。出てくるもの、ほんま、みんな美味しいわ。娘に改めて、この間励ましてくれたことを感謝。

すると娘が言う。

「今回、私がお母さんに言葉かけしたのはね、お母さんが変わったからだよ。」「前のお母さんは、私がお母さんの意見と違うことを言ったら、めちゃ怒ってた。まるでガトリングガンみたいやったよ。」

ーガトリングガン?

「そう、あの戦闘機とかについてるやつ。あ、ルパン三世とかで、バババババババ、って撃ってるやつ

ーあ、ルパン三世とかで、バババババババ、って撃ってるやつ?

うん。前はそんな感じで、違う意見を言ったら、反撃してくる感じやった

私が違う意見でも、そういう捉え方もあるんやな、って。ちゃんと私の言おうとししてること、最後まで聴いてくれるようになったよ。だから安心して話していられる。

ーそ、そうかー。

向き合う大切さ

私はパリで娘と2人旅をした時、おしゃれなカフェに2人でいたのに、携帯ばっかり触っていたことを謝った。あの時ため息をついて娘はこう言ったのだ。

私、自分がまるで、透明人間になってる気がする。

失礼なことをして、ごめんよ。娘に8年目の謝罪。娘が、ひさびさに、最近描いてる絵を見せてくれた。今はお休みしているけれど、娘の絵を待ち望んでくれる人が150人いるらしい。私が想像してたより、娘の描く絵は、ずっと可愛くて、明るい絵だった。

次回は2人でお風呂屋さんに行くことに。幸せな約束が連なっていくことになんとも言えない嬉しさと安堵。

人はいつからでも変われる。人はいつからでも成長できる。

私も、娘も伸びしろはまだまだ。

だから、私も、あなたも、大丈夫や!  

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