【ひきこもり克服】親の向き合い方 韓流ドラマで強みを磨く(自立編)

子どもが不登校の時、または成人してひきこもりの時に、将来自立できるのか、仕事はどうなるのか、心配になっていませんか?

10年前、高校生でひきこもりだった娘を前に、私はそんな絶望感でいっぱいでした。しかし人生どうなるか分かりません。ひきこもり中に磨いた韓国語が人への恐怖を乗り越える自信になり、再び社会に出ていきました。

社会に出れば今度は韓国語が【ビジネスでの武器】になっていきました。

韓流ドラマがどうやって仕事に役にたつのかしら

ドラマや歌は、語学を磨く入り口になります。語学力とガッツがある若い人がなかなかいないと、嘆く会社がたくさんあるそうです。
人にない強みは大きなチャンスです♪

目次

韓国語が仕事で武器になる

不登校、ひきこもりの時、将来はどうなるのか、生きる力をどうつけるのか。それが一番の不安です。実は、ひきこもり中に得意を磨き、社会に出る突破口にすることが可能なのです。

単なる趣味だった韓国ドラマが仕事にどう役立つのか、趣味を生きる力に変える可能性についてご紹介します。

ひきこもり中は韓国ざんまい

高校時代のひきこもり中、娘は私に隠れて韓国ドラマとK-POPばかり見ていました。韓国語の本の写経などもしていました。普通の勉強に手がつかず、韓国の文化にひたるのは、自分の居場所だったと振り返って言います。韓国語なんて需要あるんだろうか、大学準備の勉強もできないのに。内心そう思っていた私は、間違いだったと後でわかりました。

娘は中学時代から韓国の歌やK-POPの歌詞を書き写したりして楽しんでいましたが、ひきこもり中も韓流ドラマや韓国のバラエティ番組が大好きで、いつのまにか韓国語を理解できるようになっていました。

韓国語は自信をつける原動力に

娘は長い引きこもり後に勇気をふりしぼり、地元の大学に進学しました。キャンパスには、韓国の留学生がたくさんいます。韓国語を使うチャンス!とばかりに勇気を出して留学生に積極的に話しかけ、交流が始まりました。

人が怖くて距離感が分からない!と泣いていた娘でも、

もう一度人と話したい!

心の叫びが恐怖を上回ったのでしょう。

ラーメン食べに来ない?

ひきこもり中にやっていた手料理で韓国人留学生をはじめ、様々な学生を集めて輪を広げました。手料理は人をつなげ、そこでイベントのアイデアで盛り上がりました。

今度キャンプしないか?
ハイキングもいいね!
アイデアまとめてくれない?

いろんな”注文”に答えている間に娘はイベント主宰者となっていき、いつしか人への恐怖が消えていきました。

韓国語で韓国人に話しかけ、自信をつけたことで人の輪が広がり、結局生きる力になったのです。韓国語にどれだけ需要があるのか、と思っていた私が浅はかでした。

ひきこもり中に家族に作っていた手料理も、人をつなぐ大きな武器となりました。人生、何が幸いするか、わかりません。

人に傷ついた娘は、人に喜ばれて自信をつけ、人と人をつなぐようになりました。人への恐怖は、逆に人に会いたい、という大きな原動力になったのです。

一度転んだから見える世界がある】という歌詞がありますが、何度も転んだからこそ、見える世界がありました。こうしてすっかり自信をつけ、大学卒業後に希望をもって就職した娘を待っていたのは、今度は壮絶なおつぼねのいじめでした。

職場のいじめに耐えて将来を考える

ひたすら暴言、お叱りを毎日耐えしのび、毎晩帰宅して「今日はこんな顔でこんなこと言われた」と、いじめを再現しては泣き、私も一緒に怒り、笑わせ、最後に娘は「聴いてくれてありがとう」と言って翌朝出社する毎日でした。

はらわたが煮えくり返るような状況でも、親が職場に乗り込むわけにはいきません。

毎晩ひたすら娘の話を聴きました。どう考えても誰も声をあげない職場の異常さや、注意というより罵倒という状況を考えれば、「あなたが悪い」、とはどう考えても言えない状況でした。

毎日おつぼねの罵声に必死に耐えながら、娘は考え始めました。

本当に自分がやりたいことは何だろう?

人は追い詰められると、必死に考え始めます。平和な状態では真剣に考えず、安全な場所から行動できないものです。なんとかしてここを脱出しなくてはと考え抜いた娘のキーワードは、

  • 海外
  • マーケティング
  • 韓国 でした。

韓国大好きな娘は、韓国企業に行きたい、とばかり言っていましたが、結局韓国企業は条件に合わず、日本の企業に声をかけて頂き転職しました。

娘は、日本の企業でも韓国語を使うチャンスがあればと思っていましたが、韓国語を使えるチャンスがたくさんあることがわかってきたのです。

取引先には韓国企業がたくさんある

入社した会社では

  • 韓国企業のお客様と商談
  • 子会社の韓国の方との食事会
  • 展示会にいらっしゃる韓国企業のお客様

など思いかけずチャンスは沢山あることが、分かってきました。韓国語で応対できる女子がでてきたら予想外のことに大喜びされます。さらに娘はお酒が好きだったから、お酒が強い韓国の方々は大喜びです。

商談はお酒の席ががつきもので、お酒を語れ、韓国語で場を和ませることができるから、よくお酒の席に呼び出されました。

韓国のテレビ番組が後年、こう生きてくるとは、こんな活かし方があるとは、全く想定外でした。世界に多く進出している韓国企業との取引に、韓国語は強い武器となるのです。

韓国人は英語ができる人が非常に多いのですが、母国語で話しかけられれば喜ばれて商談も円滑にすすみます。上司の方々には娘の良さをたくさん引き出して頂き、また自信を増やすことができました。

その後娘は、

自分を試してみたい

と行ったこともない国へ飛び、日系企業の営業職に初めて挑戦しました。お局様に泣かされた会社の経験も、前職で頂いたたくさんのチャンスも、すべて大きな財産となっています。

流した涙もつらい経験も自信に変えたからこそ、大きな挑戦にふみきれたのでしょう。以前の娘からは考えられない挑戦でした。

いま、アジアを舞台に、取引先や新規開拓に飛び回り、慣れない中でも直接お客様に接する機会にやりがいをもっています。身も心も繊細で昔からよく倒れていた娘が、だんだん強くなっていきました。

自信が増えれば気質は変わります。

前職では、たくさんの韓国のお客様や、展示会に出展する韓国企業に出会いましたが、今海外でも同様に、多くの韓国のお客様と出会いがあります。

「君、なんで韓国語しゃべれるの?」と喜ばれて自信もたまり、心の土台も強くなっていきました。

将来を描ければ人は行動を始める

韓国ドラマをただ見ているよりも、これが後々武器になる、と思いながら見るのとでは気持ちが変わるはずです。

もちろん、韓国語が武器になるよ!と親が押しつけ、操作しないことが大切ですが、韓国の番組を見ながら、韓国語を身につけて活躍する道は山ほどあるらしいと、さりげなく会話に入れるのも手かもしれません。

語学ができて海外に出たい若い人が少ないと、多くの取引先で聞いたと娘が言っていました。語学に興味があれば、自分を生かす武器の一つになります。会社で手を挙げれば駐在というチャンスもめぐってきます。

韓国語に興味が出れば、英語にも意欲が出るかもしれません。語学、というと身構えるかもしれませんが、歌やドラマが好き!というスタートでいいのです

ひきこもりの時間が、自分を磨き、再び社会にでるまでの貴重な時間になります。偏差値という枠では測れない、生きる力は好きなことから生み出せる。私はそう、娘から教わりました。

生きる力が伸びれば飛躍のチャンスは必ずあります

まとめ

言語は生きる武器に

言語の入り口はドラマや歌から

ひきこもりのうっ憤が逆に生きる大きなバネになる

セッションでお子様の強みを引き出す

私のセッションでは、お子様の好きなことから将来にどうつなげるか、今ある強みをどう自立につなげるかを親御様と考えていきます。

自信を無くしたひきこもり状態に、自信を入れ、可能性を見出していくプロセスです。お気軽にお問い合わせください。体験セッションも受け付けております。お子様の未来をご一緒に描いていきましょう。

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