無気力を元気に変える言葉とは
冬が終わり、桜も開花、新芽、新緑が出てくる明るい季節。
この明るい季節と裏腹に、新しい学校、新しい職場にワクワク期待で入っても、なじめない。力が出ない。無気力になる。こんなはずじゃなかった。。。
そんな気持ちにもなる、大変な季節でもあります。
そんな時、どんな言葉が響くのか。あなたはそのままでいい。大丈夫。そのうち解決する。
その言葉で救われる時ももちろんあるのだけど、我家の経験上や、生徒さんの反応などを振り返れば、行動に大きく響くのは、やはり自分の力を、具体的に、力強く言われた時。
なぜなら、行動できないのは自信が無いから、ということが圧倒的に多いから。
そして、それが先日確信に変わったのは、大きな変化を伺ったときでした。
お客様の娘様
いま20代後半、長年体調も悪く、ひきこもりでしたが、お母様が作った娘様の100の美点の色紙と、私が作った娘様の力の展開図を受け取り、大喜びしてくださったと。
「私ってこう見られてるんだ」
「そうよ、お母さんも、そう思うよ」
そんな会話をされた。
そして、常々、好きなお仕事に復帰したいとおっしゃっていましたが、美点の色紙と力の展開図を手にした直後、
「来月できたら復帰したい」。。。
そう、具体的にお話された、ということでした。
お母様は100にのぼる美点、力を娘様が好きなキャラクターの色紙に一生懸命に書き込み、私はその力強い言葉の数々に泣きました。
私は娘様の柱となる大きな力をチャート図、展開図として、言葉が響くように、一覧にしたのでした。
たとえば、、
- 行動力→コンクール応募→大賞受賞→ 稼ぐ力へ
- 責任感→丁寧な仕事ぶり
- 優しさ→思いやりの言葉
- 行動力・アイデア力→ 専門家に作品の評価を聞きに行く行動力へ
- アイデアを本当に行動にうつした
- その行動力→今も待っている大勢のファン→自信に
などなど。
娘さんの稼ぐ力のエピソードとして、当時まだ高校生の頃。
ご家庭が大変な時に、ここは私の正念場、と言ってコンクールに応募して大賞をとった、
その一歩踏み出す行動力。土壇場の底力。
それが大きく稼ぐ力につながったこと。
そんな背景を伺っていたから書けた力の展開図でした。
稀有な稼ぐ力を発揮したあと、10年ほどひきこもってしまっていても、
以前よりもっと輝いて、再び活躍できる日がくる、
そう信じてお母様にお伝えしていました。
自分の良さは当たり前で、自分では気づかないもの
その良さを言われて一番嬉しいのはお母さんから言われること。
その土台が全て。
その土台があってこそ、私が書いた娘さまの力の展開図が、言葉として響いたのだと思います。
私にはこんな力があると。
10年ほどの月日を超えて来月仕事を再開したいと言ってくれたこと。
これほど嬉しいことはない。言葉が全てとは言わないけれど、言葉の威力は長年の大きな問題を超えていくと確信に変わりました。
振り返ればたった8か月。
お母様が聴く力、向き合う姿勢、かける言葉を工夫したこと。。その土台があってこそ。
あれがあったからこそ今がある
娘様が以前よりもっと輝いて強くなって、力強く羽ばたいていくお姿を信じて、今から楽しみにしています。