娘が夕方に来てくれて、ペディキュアをしてくれる。その時2人でご飯を作りあって 食べようね、と話してた。そやけど。なんか昨日は疲労してた。昼過ぎ久々に買い物に行くが、車を駐車場に停めて1時間車から出られない。やっとこさ買い物に行って家に帰るが、ビニール袋の置いてある食材は台所に置いたまま数時間。最寄駅についた娘から連絡があっても、車を出せず、バスに乗って来てもらった。
来月は出版記念講演会を予定している。でも、台風の状況が読めない。私は中止するか、やるか、まだ判断がつかないでいた。いや、やる。 やりたいけど、整合性のつく、説明がしっくりできないでいた。自分のことだけではないからな。こう言う判断をするのは、ここまでエネルギーを使う、ってわからんかった。
バスに乗ってきた娘は「暑かったー!主菜も副菜も作ってきたよー」と元気に家に入ってきた。「お母さん、材料買ってきたし、今から作るわ」そう言うと、LINEの文章から気力が萎びた私を感じたのか、
「今日は娘の振る舞いの日にしたらええやん。お母さんは何もせんでいいし。食材は別の日にとっておき!」
娘と話してると、ちょっとずつ元気が出た。講演会を開催するための、自分が納得する、理由、やり方が見えてきた。娘にペディキュアしてもらいながら、きてくださる皆さん74人の方に送る文面の元を作る。かしずいてペディキュアをしてもらいながらパソコンをうつ。女王様気分や。
終わったら、娘のご馳走をテーブルに並べる。今日のごはん
- もみもみうまうまおにく(娘命名)
- キャベツとかにかまの甘酢和え
- はんぺんの大葉焼き
最近の娘のレシピも見せてもらう。一人暮らしでもちゃんと作ってくれてて嬉しいな。
「お母さん、料理上手やし、作るのも、だすのも緊張するの」
嬉しいこと言ってくれるやん。めっちゃ食べた。
「お母さん、ほとんど1人で食べてるー。あ、残ったらお父さんにも食べてもろてね。」
残ったおかずを、綺麗なお皿に写して写メを撮り、夫にLINEを送る娘。
なんか微笑ましい。母の家に2人で行き、母にもマニキュアを塗りに。
「おばあちゃん、たくさんマニキュア持ってきたよ!どれがいい?どれでも塗るよ」「私のおすすめは、これか、これかな?」
1本1本マニキュアを吟味する母。
娘に勧められた中の一本を選び、キラっと光る、爪を堪能する。ニャっと笑う母。「なにわろてんの?」「爪、綺麗になったしな。」手をかざし、いつもより華やかになった爪を何度も見上げてる。「これ、持って帰り」と娘にお小遣いをあげる母。
駅まで車で送る途中、娘が呟く。
「今年の年末はお母さんと一緒におせち作ろうかな?」
ーほんま?家に帰ってくる?
「うん、それもいいかな。この前、家のお風呂に入った時、すごく大きくて、快適やってん。」
ーほな、泊まる?
「うん、それもいいかな?」
ーそしたら。トゥルースリーパーでどっちで寝るか、じゃんけんやで!
娘と別れてから、『そうか、トゥルースリーパー、もう一個買えばいいやん』とおもいついた。 母が毎日言う言葉、「娘がいてよかった。」私が一人っ子で、母が、男の子が産めなかったことを正当化するような、自分に言い聞かせるような口癖やとおもてたけど。ほんま、私も今日、そう思ったわ。
ありがとうね。お母さん、元気になったわ。